作陶家 長瀬渉 Nagase Wataru

「ながせ陶房」ホームページ
山形県出身。
実家は山寺立石寺参道口で「山寺焼き ながせ陶房」を営む。
陶芸を学ぶため、東北芸術工科大学修了後、東京藝術大学を経て、長崎県波佐見町(はさみちょう)へ移住。
波佐見町の隣には佐賀県有田町や伊万里市があり江戸時代から続く陶芸の里である。
海の生き物を忠実に、繊細に再現した作陶を多く手掛け、数々の賞を受賞する気鋭の陶芸家。
2005年波佐見町で昔の製陶所跡を利用し「ながせ陶房」をつくる。
作陶を生業としていく中で、ふと浮かぶ「美味しいコーヒーが飲みたい。美味しいランチも食べたい。」
何もないならじゃあ作ろう、ということで今や波佐見町にはなくてはならないシンボル、西の原のエリアリノベーションをおこなう。レストランの「monne legui mook(モンネ・ルギ・ムック)」や、オルタナティブスペース兼ギャラリー&ショップの「monne porte(モンネポルト)」など次々に生み出していく。
そこに人が集まり始め、波佐見町外からも多くの人が訪れるようになった。
自分の生活環境を豊かにするために始めたエリアリノベーションが、今では多くの人が楽しむ一大観光地となっている。

現在は波佐見町の中尾山地区の広大な工房跡地で作陶活動中
現在は、窯元が多く集まる中尾山地区に活動の場を移している。
大きな煙突のある製陶工場跡地を購入し、こちらも一からリノベーションをおこなった。なんとここには舞台と観客席も作ってしまい、イベントもできる。

長瀬 渉プロフィール
1977 山形県山形市生まれ
2002 東北芸術工科大学大学院修了
2003 東京藝術大学 研究生修了
長崎県波佐見町へ移住
2005 長崎県波佐見町井石郷 元「幸山陶苑」改築・築窯
2006 カフェ・レストラン「monne legui mooks」
ギャラリー・ショップ「monne porte」企画・立上げ
2013 波佐見町中尾山製陶工場跡地を購入・改装
三越日本橋本店 美術画廊 個展
2014 「ながせ陶房」移設・築窯 同敷地内を「トラスネ」とする
2016 三越日本橋本店 美術特選画廊にて個展
2018 「トラスネ」にてプライベートギャラリー「monne taupes」企画・立上げ・オープン
2019 「婦人画報」No.1394「うつわ旅/ながせ陶房」掲載
2021 三越日本橋本店 美術画廊 個展「陶龍紋」
/海外展示/
トルコアナドール美術館常設
トルコ国内巡回展
イスタンブールトプカプ宮殿
/個展/
日本橋三越本店 美術画廊
港区芝「t.gallery」
山形「恵埜画廊」「名月荘」
青森「CASAICO」
福岡「村岡屋ギャラリー」
日本橋人形町「山咲木」
東京アメリカンクラブ「Frederick Harris Gallery」 など
/受賞/
チェキ国際陶芸展 グランプリ受賞 (アナドール美術館買い上げ)
ながさき陶磁展 審査員特別賞
トルコ芸術世界展 グランプリ受賞
めし碗グランプリ 優秀賞


